プロ講師としての軸を定める

このような講師希望者、現役講師にお勧めの記事です。

これから講師デビューを目指すが何から手を付けていいかわからない…
顧客を絞れと言われるが、仕事が少ないのに限定していいのか…
何の専門家か言語化、可視化できていない…
エージェントに登録したが全く仕事が来ない
事業計画や戦略はなくとにかく行動している

人気講師の共通点から講師のための独自メソッドを設計

私は約30年間で7000件を超える講演・研修に携わり、様々なタイプの講師の成功事例を見てきた経験から、うまくいっている講師の暗黙知を形式知にすることを意識してきました。その研究成果が独自メソッド「ワンランク上のステージで長期的に活躍するための『5』つのサイクル」です。

プロ講師で成功する「5」サイクル

貢献する市場を選択する『ターゲティング』

講師としてビジネスモデルを固めるうえでの重要なのが「理想的な顧客」を定義することです。理想的とは単にやりやすいとかではなく、求められるベネフィットと、あなたのコンセプトによる提供価値が一致していることです。
あらゆる顧客に貢献することはできません。だからこそターゲットを絞り、その顧客への貢献に自らの資源を集中させることが重要となります。
『顧客は選ぶから、顧客から選ばれるのです』
「ターゲティング」の詳細は、以下の記事で詳しく掘り下げていきます。

顧客の求める価値に応える企画づくり『プランニング』

ターゲティングで選択した顧客はどのような課題を持っているのでしょうか?また講演、研修にどのようなベネフィットを期待しているのでしょうか。それら求める価値を満たす講演、研修コンテンツをプランニングしなくてはいけません。そんなのあたりまえと思うかもしれませんが、ターゲットとプランニングがずれていてうまくいっていない講師は多いのです。
「プランニング」の詳細は、以下の記事で詳しく掘り下げていきます。

卓越性を可視化する『ブランディング』

素晴らしいコンテンツ、プログラムができたとしても、それを伝える講師の魅力が低いと選択されません。プログラムとまったく合致しないプロフィールでは何をベースにしているのかわかりません。重要なのはプランニングと講師ブランドの一貫性です。当該テーマに対して裏打ちされた経験、実績を可視化しないといけないのです。
講師ブランドといっても万人に認知される必要はありません。ターゲットから見て「求めるベネフィットを解決するのはこの講師だ」と認知されることがブランディングの目的です。
講師ブランドを創り上げるフレームは、以下の記事で詳しく掘り下げていきます。

ターゲット顧客を訴求する『マーケティング』

理想の顧客に創り上げた企画を見てもらわないと、どんなに優れた企画も日の目を見ることはありません。そのために重要なのがターゲット顧客を訴求することです。マーケティングは「リアル」「WEB」「チャネル」等を、選択した顧客に合わせて効果的に活用していく戦略が必要となります。ただし、ターゲットによって『KSF』(成功の鍵)は異なるので、タイプに沿った戦略を立てる必要があります。
「マーケティング」の詳細は、以下の記事で詳しく掘り下げていきます。

戦略に一貫性を持たせる『インテグレーション』


上記の4項目は、一貫性を持ち体系的に設計しなくては効果を発揮しません。
そのため、5つ目の項目は「インテグレーション」(統合)で全体設計の役割となります。全体をマネジメントし、目標設定、アクションプランを可視化してPDCAを回すことを習慣にしなくてはいけません。そして、常に戦略に一貫性が担保できているかを確認し必要に応じて改善していく。7サイクルの舵を握る重要なパートです。
「インテグレーション」の詳細は、以下の記事で詳しく掘り下げていきます。

「プロ講師で成功する『5』サイクル 」まとめ

最も重要なことは全体のストーリーに一貫性があり繋がっていることです。

ターゲット顧客を選定しよう
ターゲット顧客の課題、求める価値に沿ったプランニング
プランニングを裏打ちする講師ブランドの可視化
ターゲット顧客を訴求するマーケティング
戦略ストーリーに一貫性を持たせる

あたりまえと思われるかもしれませんが、冒頭の課題を抱える講師のなかには、これらがバラバラになっているケースが多いのです。

このフレームに「サイクル」を用いているのは、常に回転させて企画、行動、検証、改善を繰り返すことでブラッシュアップしていく必要があるからです。
このページでは、5項目の導入のみ記述しております。各項目の詳細ページをご参照いただければ「5サイクル」の意義と効果を実感いただけるはずです。