講演・研修・セミナー講師のコンセプト設計

こんな方にお勧めの記事です。
同じジャンルの講師と差別化ができていない…
一般的な内容だと若手講師に変えられてしまう…
講師デビューするのにこれといった特徴がない…


3年後もいまのコンセプトで大丈夫ですか?

飽和状態の講師業界で継続的に選ばれるためには、独自性の発揮していかなくてはいけません。もし今思うような依頼が来ていないとすれば、新しいコンセプトの創造が必要です。
この記事では現在の専門性をベースに、新たな要素を掛け合わせてリブランディングする提案をさせていただきます。

コンセプト再設計の目的と期待する成果

目的

飽和状態の市場で選ばれる新しいコンセプトを創造する

期待する成果

  • 自分の新しい特長(価値)が見つかる
  • 特長を「独自の売り」に変える
  • ベーシックなコンテンツに飽きた顧客を訴求できる

講演・研修講師のコンセプト発掘メゾット

対象を絞り込む

仮にあなたが「コミュニケーション」を専門とする講師だとします。「コミュニケーション」は、すべての人が必要とするスキルです。とはいえ、誰にでもあてはまるコミュニケーションでは深みがありません。

経営者に求められるコミュニケーションと、中間管理職の部下とのコミュニケーションでは当然違います。

そこで「○○のためのコミュニケーション力」と絞り込むことで、幅広いコミュニケーションの競合講師に対して優位性を持つことができるのです。

課長層のコミュニケーションに課題を感じる企業があれば、「部下との世代間ギャップに苦しむ課長のためのコミュニケーションの専門家」に依頼したいと思うでしょう。

あなたの最もコンテンツが適している受講者層を選んでみてください。

フェーズを絞り込む

フェーズとは段階や局面、行程といった意味です。ご存知の通り、業務はいくつかのフェーズに分解されます。もちろん、仕事に限らずあらゆるテーマはいくつかの段階に分かれます。

ここで絞り込むのは、その分解したいずれかのフェーズに特化して専門性を発揮するコンセプトです。

例えば営業であれば以下のように分解できます。

営業全般ではなくいずれかのフェーズの専門家としてコンセプト設計するのです。例えば「クロージング」に課題を抱える営業部門であれば「クロージング専門の講師には興味がわきます。

価値をズラす

「価値をズラす」とは、本来のテーマのゴールを微妙にずらして、別の価値を付加することです。例えば健康の講師が法人で研修する場合、健康そのものだけではなく「健康経営」を付加させることで対法人には価値が上がります。
このようにB2C市場で活躍している講師がB2Bに参入するには企業の課題を理解して価値を変えていく必要があります。*経済産業省「健康経営」の推進

もちろん、経営学を熟知する必要ありません。いままでのコンテンツに「健康経営」の知識を加え提案書お随所に「健康経営」を含むことで企業研修への参入がしやすくなります。

健康に限らず個人向けのコンテンツはゴール設定を変えることで企業の人材育成研修テーマにすることも可能です。

組み合わせる

あなたのこれまでの経験はプラスもマイナスもすべて「無形の資産」です。
いまこそ眠らせている資産を価値に変えて、新たなコンセプトを創造しましょう。

過去の経験を棚卸をする

まずはこれまでの経験を時系列で書き出して、その骨組みにあらゆる経験を肉付けしていきます。その時はいいことばかりでなく、ひた隠しにしてきた「負の歴史」もどんどん書き出していきましょう。

もちろん、それがそのままテーマになることはありません。
新しいコンセプトは、現在の専門性に何か異質なものを掛け合わせることで発見できることが多いのです。

棚卸ブレスト

・これまで一番時間をかけてきたことは何ですか?
・成功の立役者になったことはありませんか?
・凄まじい苦境を乗り越えた経験はありませんか?
・自慢できる成功事例はありませんか? 
・隠している黒歴史はありませんか?
・情熱を持ってできる大好きなことは何ですか?
・3時間熱く語れる話材は何ですか?
・仕事以外のライフワークや趣味は何ですか?
・学生時代の成功体験はありませんか?
・部活動での実績や思い出
・飲んで饒舌になるネタはありませんか?
・スポーツの経験は?特別な観戦経験はありませんか?
・何度も見た映画はありませんか?
・読書などで人よりも圧倒的に多いものはありませんか?
・他人の驚く成功の裏話を知りませんか?
・忘れたい失態はありませんか?

仮に「コミュニケーション研修」を基盤にする講師がプライベートでは「ジブリ映画」を千回以上観てセリフもすべて覚えているくらいの熱烈ファンだとすれば「コミュニケーションで大切なことはすべて『ジブリ』が教えてくれる」等のタイトルをつけ、コンテンツをすべてジブリ映画を絡めて創りこめばインパクト大です。(スタジオジブリが許可するかは?です…)

つまり、単独では卓越していない専門性であっても、異質のものを掛け合わせれば独自性をだすことができるのです。

ケーススタディ
*架空の人物です

これらをビジネスマナーの軸と組み合わせると…

  • 名作映画に見るワンランク上のマナー
  • マナーで大切なことはロッテンマイヤーさんから学べる
  • 絵本が教えてくれるビジネスマナーで大切なこと
  • 吹奏楽に学ぶ…心に響くホスピタリティ
  • 世界の超一流のリゾートホテルは何を大事にしているのか
  • 居酒屋に学ぶ居心地いい接客…マナーより大切なマインド
  • なぜ大阪弁の接客はお客さんと仲良くなれるのか?
  • 踊って体で覚えるビジネスマナー創作ダンス
  • 音楽と指揮棒で進めるマナーセミナー

いかがでしょうか…
多少無理はありますが飽和状態の「ビジネスマナー」が独自性のあるテーマ案が出てきたと思いませんか…ここで個々のアイデアを否定せずに、たくさん出すことを目的として、精査は後からにしましょう。バカバカしい発想から宝が見つかることもあります。

「●●から学んだ…」はビジネス書タイトルのあるある

お気づきの方も多いと思いますが、このフレームはビジネス書でよく活用されています。


ついでに言えば、拙著の帯タイトルも
「『自然』が教えてくれる仕事と人生で大切なこと」
と付けています。

新しい掛け合わせは時に素晴らしい「化学反応」を起こすのです。

新しいアイデアとは、新しい「組み合わせ」のこと


コンセプトってそんなもんですか?という疑問が出るかもしれません。
しかし、新たに発表される新製品は要素分解すれば、なんらかの組み合わせであることが多いのです。

さらに言えば、発明だって既存の技術の組み合わせなのです。

世界的、名著「アイデアのつくり方」でも以下のように述べています。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

「アイデアのつくり方」ジェームス W.ヤング(著)より

「予期せぬ依頼」から新たなコンセプトを見つける

ドラッカーは「イノベーションのための7つの機会」の一番に『予期せぬこと』の必然性を述べています。これまで「なんで自分に来たのだろう」と不思議に思いながらお断りしていたテーマはありませんでしょうか?もし何度も来るようであれば専門外と決めつけずに真剣に考えてはいかがでしょう。

基本的に専門外にあちこち手を付けることお勧めしませんが、「予期せぬ依頼」から新たなコンセプトが生まれることもありますので反射的に断らず、預かり一晩考えてもいいでしょう。

講演・研修講師としてのコンセプトを再設計
まとめ

✅飽和状態の市場で選ばれるためには独自性が必要
✅コンセプト発掘4つのメゾットを試してみよう
✅「予期せぬ依頼」は何かを知らせる機会かもしれない

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