キャリアを積んだ女性が出産を機に退職し、子育てと両立しながら再就職を考えるケースは珍しくありません。
しかし、現役時代の高いスキルをもっていても時間的制約がある中で理想の仕事を見つけることは難しいと感じる方がほとんど。
そんな方におすすめしたい職業は「講師」です。
「講師」という選択肢を検討することで、キャリアを再活性化させるチャンスが広がります。
本記事では、企業で培った卓越したスキルとリーダーシップを生かし、講師として活躍する方法についてご紹介します。
Contents
セミナー講師ってどういう仕事？
講師とは、自身の独自の経験やそこで培ったノウハウを活かして、特定の問題解決を教える専門家です。講師は企業や団体、官公庁などで、参加者に必要な知識や能力を提供します。
ただし、研修講師も大きく分けて２タイプがあります。特定の研修ベンダーに所属してベンダーが構築したプログラムにそってレクチャー、ファシリテーションするインストラクター講師。この場合は自分の経験談などはNGです。
一方は自分自身の経験を通じて得た独自ノウハウ、自ら考案したワークを展開するオンリーワン講師。もちろん自分のエピソードトークも随所に入れます。当サイトで提案している講師は、このオンリーワン講師となります。
また、顧客のニーズに合わせてプログラムをつくるオーダーメイド型の講師と、講師側の提供プログラムで依頼をもらうパターンがあります。ここでは当サイトは必要に応じて両輪を使い分ける講師を目指します。
セミナー講師としての活躍するメリットって？
講師としての活躍には数多くのメリットがあります。
自分の経験・スキルを活かし、困っている組織・人に貢献できる
講師としての仕事では、自身が持つ専門知識や豊富な経験を活かして他人に教えることができます。
資格を取得したり、一から勉強を始めないといけないということはありません。
あなたがすでに持っているスキルをブラッシュアップするのです。
なにより自分の得意分野や専門性を活かし他人の成長に貢献することで、大きなやりがいを感じることができます。
自己成長の機会が豊富
講師としての活動は、常に新しいトピックやテーマに取り組む機会にもなります。
アウトプットすればするほど新しいインプットがあります。自分自身も学びながら成長することができるのです。
参加者との対話やディスカッションを通じて、新たな視点やアイデアを得ることができるため、加速的に成長することができます。
セミナー講師になるために必要なこと
講師としてのスキルや要件について解説します。
先述したように、特別な資格は必要ありませんが、講師になるためには以下のようなスキルや要件が求められます。
なんらかの領域での一歩進んだ知識・ノウハウ
講師の仕事は、受講者に対してのソリューションををわかりやすく伝えることです。日本で有数の知識なんていりません。一般的な人よりも一、二歩進んでいて、何より学んだことを即座に行動に移しやすいことが求められます。その意味においてレベルが高すぎると行動に繋がらないのです。
自身の経験や知識、培ってきたスキルを最大限に活かして参加者に有益な情報を提供しましょう。
コミュニケーション能力
講師は、参加者との円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。
明確で分かりやすい説明や質問への適切な回答、参加者との対話を通じた情報の共有など、コミュニケーションスキルが求められます。
予期せぬ反応が出たときに咄嗟にうまい返しをすることで度量が図られます。
実務での成功体験に再現性を出す
講師としての仕事では、自身の実務経験や知識が貴重な資産となります。重要なのは、その経験が体系的に整理されているか？さらに言えば再現性あるものになっているかです。再現性を出すには定性的な話ではなく、定量的なアプローチも必要です。
単に経験や知識を伝えるだけではなく、自身の提供価値を受講者の求める価値と一致させることです。
学び続ける姿勢
講師としての価値のある講義を提供するためには、常に専門分野の知識や情報を最新の状態で保つ必要があります。講師としてのスキルを磨くためにも常に学び続ける姿勢が重要です。
自身の専門分野に関する最新のトレンドやベストプラクティスを把握し、受講者に価値ある情報を提供できるよう努めましょう。また、わかりやすい資料の作成方法や説得力のあるプレゼンテーションの技術など、講師としてのスキルを向上させるために積極的に学んでいくことを忘れずに取り組みましょう。
参加者の行動や態度を変えたいという思い
講師の成功は、単に「楽しい時間を過ごした」という感想にとどまりません。その講義が本当に効果的であるためには、参加者の行動や態度に変化をもたらすことが重要です。
講師としては、参加者が講義終了後に実際に行動や意識を変えることを目指す必要があります。会場が盛り上がるのは素晴らしいことですが、それ以上に重要なのは講義の結果が現れることです。そのためには、あえて３反応の良くないワークを入れることもあります。
講師として、受講者の行動変容や態度変化を促すことを意識し続けることが必要です。
セミナー講師としての仕事は、やりがいのある選択肢のひとつ
講師は経験、スキルを活かして、課題解決を提供することができます。
その中で、受講者の成長や変化を間近で見ることで得られる達成感は、他の仕事では味わえないものです。
講師として活躍することで、自身のスキルを生かしながら収入を得ることができます。また、講師としての仕事は柔軟な働き方が可能であり、子育てと両立しながら活躍することもできます。さらに、常に学び続ける姿勢を持ちながら、自己成長の機会も豊富です。
講師としての仕事は、自分の経験資産を棚卸して、受講者の成長に貢献する素晴らしい選択です。
あなたの経験やスキルを活かして、講師として新たなキャリアを築いてみませんか？やりがいに満ちた仕事が待っています。
