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講師にマーケティングスキルは必須
このような講師希望者、現役講師にお勧めの記事です。

プロ講師で成功する「5」サイクル の実現力

ここまでの項目は内部で設計してきましたが、それを外部に見てもらわなければ成果は出ません。マーケティングはそのための重要な役目です。
講師に必須のマーケティング力
マーケティングの目的
継続的に仕事が入る状態をつくる
ブランディング によって期待する成果
・見込顧客を訴求するフローを仕組化できる
・外部チャネルや偶然に頼らない目標設定ができる
・安定的に顧客が増加するのでコンテンツを研くことに集中できる
講演・研修依頼の獲得力の公式
講師は優れたコンテンツと伝える力さえあれば成功すると思いがちです。しかしそれだけで依頼が続くほど市場は甘くはありません。
以下の公式をご確認下さい。仮にコンテンツ力とデリバリー力が満点だとしてもマーケティング力が「0」であれば「0点」です。
つまり講師も自ら仕事を獲得するスキルとアクションが必要なのです。

ドラッカーのマーケティングの見解
ドラッカーは「マーケティング」に関して以下のように述べています。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
『マネジメント』ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (著)
まさに本サイトの目指すところです。ただドラッカーも理想と言っている通り、その実現までは、やはり販売行為が必要ということだと考えます。
講師だから営業していけないことはありません。ただし遜ったお願い営業では権威がなくなります。講師としての「提案型コンサルティング営業」を目指しましょう。
外部環境の変化を理解する
マーケティング戦略を構築するうえでは外部環境の変化に敏感でないといけません。時代は「ニューノーマル」です。これまでの常識がなくなり、あらたな状態が生まれようとしています。その時、変化に対応できないと生き残ることが出来ません。

変化を先取りはビックチャンス
これまでも様々なインフラの変化がありましたが、得てして人気講師が変化対応に遅れます。つまりうまくいっていることが変化を妨げてしまうのです。まさに「イノベーションのジレンマ」です。そこで業界の構図が変化しますので、このタイミングでリブランディングする講師には大きなチャンスとも言えます。
自分なりのアンテナを決めておく
下記は例ですが、それぞれターゲット顧客にあった形の情報収集を日常に組み込んでおきましょう。

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無料メールセミナー
毎号 動画レクチャー付講演研修業界30年延7000件超の企画実績&業界初のバイブル『プロ講師になる方法』著者の安宅仁による動画レクチャー付きメールセミナー。記事を読むのは面倒という方に要点を絞り解説します。
講師のマーケティング戦略は大きく分けて3つ

リアル営業
「先生業は営業してはいけない…」
一般的に言われておりますが本当でしょうか?
私は多くの講師と仕事を共にしてきましたが、売れっ子講師ほど営業を業務に組み込んでいように感じます。逆にうまくいかない講師のほうが待ちの姿勢なのです…
「営業したくなかったから講師になったのに…」
そんな嘆きが聞こえてきそうですが、WEBだけで仕事を回すのは簡単ではありません。チャネルだけに頼るのも危険です。
自身で仕事を獲得する知識と技術を備えなくてはいけません。
そうはいっても飛び込み営業で「研修させてほしい」となんて成果はでません。
講師には講師なりの営業方法があるのです。
WEBマーケティング
WEBから仕事を得るためには、まずは情報発信しかありません。
「理想の顧客」「求めるベネフィット」「講師に期待すること」の一貫性から想定される主催者が検索するキーワードの仮説を立てる。そして、そのキーワードで上位にヒットするための活動となります。
チャネル活用
講演・研修企画会社
チャネルといえば、講演・研修の企画エージェントです。エージェントは講師に何を求めているのか、エージェントの担当者がクライアントに推薦したい講師はどのようなスキルと技術を持っているのか…人気講師でも知らないエージェント歴29年だからこそ知り得ることがあります。
「リアル営業」「WEBマーケティング」「チャネル活用」の詳細はコンサルティングの領域になります。日々変化がある領域ですのでご了承ください。
「オンライン研修」は今後も比率を上げる
コロナ禍によって浸透した「オンライン研修」は感染対策が収束しても比率は増加していく見込みです。
「オンライン研修」 は当初集合型集に比べてインタラクティブ性に心配されていました。しかし、ZOOM等の機能の充実により、講師や他の受講者とコミュニケーションを取りながら進めることができて満足度は高まっています。
一方「オンデマンド研修」は時間、場所限定されることなく学習ができます。すきま時間で受講したり、わからないところがあれば巻き戻すなど自由度が高いことがメリットです。
いずれも、さらに完成度の高めていき「集合研修」を圧迫するものになっていくでしょう。
個人の学習意欲の高まり
これまで企業研修の講師は、個人向けセミナーはしていない方がほとんどでした。しかし、個人の学習意欲の向上とスキルシェアサービス、各種プラットフォームの充実から「B2C」に参入するチャンスが来ております。収益チャネルを複数化できるのです。
代表的なポータルサイト
Udemy | 学びたい人、教えたい人のためのオンラインのマーケットプレイス |
ShareWis | 気軽な学習から本格的な学習までを 1つのサービスで提供しているオンライン学習プラットフォーム |
ストアカ | 教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット |
schoo | 大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティです |
これらのポータルは、法人向けも力を入れておりB2Bにも期待が出来ます。
講師のマーケティングとして有効なアクションになる可能性は高いでしょう。
ハイブリッド講師の時代

アフターコロナ時代で活躍するためには「対面集合型:WEBライブ型:オンデマンド型」に対応し、それぞれのいいところを発揮させるハイブリッド型の講師が求められるでしょう。
オフライン、いわゆる従来の空間を同じくしておこなう講演研修は減少こそするものの、やはり価値が高く、なくなることはありません。まず、対面型の講演研修で能力を高めることが基本です。
しかし、そんな講師であっても「ライブ配信型のオンライン研修」で力を発揮できなければ厳しくなってきます。単純に対面型でやっていることをオンラインでやればいいというわけではありません。オンラインは緊急事態の代替手段や、廉価版ではありません。
オフラインよりもオンラインの方が優っている部分も多々あります。双方向のコミュニケーションをとりながら、オンラインの良さを引き出していく知識と技術が必要です。
さらに、今後の増加が予測されるのが「オンデマンド型の研修」です。ライブでなく事前に準備した動画による学習です。多くの講師は「ビデオ撮影のセミナーは反応を見えなく難しい」と口を揃えます。また受講者がそれぞれの空き時間で視聴するためグループワークは不可能です。まだまだ工夫が必要なコンテンツではあります。しかし、オンデマンド型で成果を上げる効果的な手法を開発すれば、現時点では先行した存在になれます。
目標は三本の矢を持つハイブリッド型の講師です。
マーケティング戦略まとめ
講師はいくらいいコンテンツを持っていてもマーケティング力がなければ、その力を発揮することができません。卓越したキャリアをもって講師デビューしたものの最初こそ一定数の仕事があったものの徐々に無くなっていくケースを見てきました。
いま自身のテーマの学習を継続している方は、その半分をマーケティングに充てるくらいで初動期はちょうどいいでしょう。