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講演・研修の訴求力はタイトルが9割
このような講師希望者、現役講師にお勧めの記事です。
講演・研修でタイトルは極めて重要です。例えば書店で最初に目を引くのはタイトルじゃないでしょうか…タイトルが面白そうだから、まえがきや目次を読んで意思決定するのが一般的だと思います。
つまり、講演・研修の企画書を見る時も、タイトルで引かれないと、企画趣旨やプログラムまでいかないということです。
この記事では講演・研修のタイトル設定について掘り下げます。
「魅力的な講演・研修タイトルを創る」目的と期待する成果
目的
企画提案の成約率、セミナーの集客力を高める
期待する成果
- 表紙を見たキーパーソンが思わず企画書類を開く
- タイトルで検索され新規の見込み顧客がWEBからやってくる
- タイトルがブランドとなり口コミがひろがる
講演研修はタイトルで決まる
著名講師のタイトルは参考にならない
有名人のタイトルはシンプルに「私の人生」「わが経営哲学」でもいいのですが、問題解決型の講師の場合「私の営業ノウハウ」「顧客満足について」なんてタイトルでは選ばれません。
タイトルがつまらないとコンテンツ、デリバリーも低く伝わる
✓独創的なコンテンツもタイトルが平坦だと一般的に見える
✓成果に直結するノウハウもタイトルが凡庸だと価値を感じない
✓引きつける話術を持っていてもタイトルが平凡だと退屈に伝わる
タイトルの基本形はメインとサブの二段階
まず問題解決型のタイトルでは二段方が基本です。

メインタイトル…具体的な学習項目がストレートに伝わるフレーズ
二段にして同じようなことを書いても仕方ありません。
人が購買の意思決定をするとき、機能(スペック)だけでは決めきれません。同時に購入した時の感情を揺さぶることで背中を押すことができます。つまり、「機能的ベネフィット」と「感情的ベネフィット」の両輪が必要ということです。

「LEXUS」を購入するか検討している人に、自動車の細かな機能の説明も必要ですが、それだけでは意思決定できません。併せて購入した際の映像が浮かぶようなトークも必要です。だからこそ『いくつもの、想像を超える感動を。』というコピーで感情を揺さぶるのでしょう。
余談ですが、最も耳に残っているのは『いつかはクラウン』ですね。このコピーだけでクラウンを購入することを目標にした人も多いと思います。

講演、研修のタイトルも同様に「機能的ベネフィット」と「感情的ベネフィット」をメインとサブの二行で表すと、どちらのタイプにも刺さるタイトルが作ることが出来ます。
~明日から新規開拓のストレスが無くなる~
毎朝30分で見込客を3割増やすフレームワーク
講演・研修の対象者を特定する
もっとも単純ですがハマれば一番効果的なのが「誰のため」をサブにつけるタイトルです。

~元上司が部下になった管理職のための…~
役職定年者のモチベーションを高めるリーダーシップ
ネガティブなフレーズを用いる
人は「こうすればもっと良くなる」と言われるよりも「まだ、そんなもったいない事してるんですか?」と言われたほうが行動するといわれます。
例えば健康のポイントを解説する時も「健康管理の10項目」よりも「早死する10の習慣」と言われる方がインパクトあります。

~こんな営業マンは嫌だ~
本当に出入禁止になったトラブル事例10選
講演・研修タイトルに数字を入れる
すでに先のサンプルでも入れていますが、数字をタイトルに入れるのは効果的です。
時間軸 | 時間、日数、月数、年数‥ |
人数軸 | 集客数、契約人数、フォロワー数‥ |
件数軸 | 案件数、契約数、訪問数‥ |
金額軸 | 売上、利益、年商、年収‥ |
比率軸 | 対前年比、対前期比、対前任比‥ |
ポイント軸 | ポイント、ステップ、フロー‥ |
拙著『プロ講師になる方法』の帯にも「年間200回の講演も夢ではない!」というフレーズが入っています。もちろん、私は年間200回の講演研修をしている講師もたくさん知っていますから裏づけもあります。
まだ訪問なんかしてるんですか?
一週間で新規客を1000人集めるSNSマーケティング
書籍タイトルからインスパイア
ビジネス書はタイトル次第で売れ行きが全然違うそうです。 その為、出版社は日々刺さるコピーを考えるとともに、過去のベストセラーのフレーズを繰り返し使っています。これを参考にしない手はありません。
一度、タイトル脳を鍛えるために、下記に自分のタイトルを当て込んでみてください。
「 」で大切なことは、すべて「 」で学んだ
金持ち「 」貧乏「 」
「 」を鍛える「 」つの習慣
「 」はなぜ「 」を鍛えるのか?
「 」週間続ければ「 」が変わる
「 」を後悔しない「 」代からの「 」術
「 」2.0
「 」る勇気
「 」ハック大全
「 」の魔力
「 」SHIFT ―100年時代の「 」戦略
「 」が9割
超一流の「 」力
キラーフレーズサンプル
ダイレクトレスポンスマーケティングには心を揺さぶるコピーが多々あります。だだし悪用、誇大タイトルにならないようにご注意ください。
間違いだらけの●●
●●のトリセツ
●●の処方箋
ワンランク上の●●
いまさら聞けない●●
●●の方程式
得する●● 損する●●
残念な●●
目からウロコの●●
●●すぎる●●
●●の強化書
行列ができる●●
●●の品格
魅力的な講演・研修タイトルを創るまとめ
個人向けセミナーに限らず、企業内の人材育成研修でもタイトルによって訴求力が違います。そもそも魅力的なタイトルで提案書をつくるらなくては選んでもらえません。是非、タイトルはこだわってください。