今回は女性活躍推進を図るうえでよく課題にあがる「社内にロールモデルをつくるには?」について考えてみたいと思います。
■社内にロールモデルがいないという課題
女性社員にとって、同性である女性社員が自分が目指すべき方向性を示してくれる存在であるロールモデルがいることは、目標やモチベーションとなり、女性の活躍推進につながります。
社内にロールモデルをつくるためには、女性社員が自身のキャリアアップに取り組むことが重要です。
そのために必要なのは女性社員がキャリアアップするための
・環境整備
・必要な教育や研修の機会を提供
(リーダーシップ、プレゼンテーション、コミュニケーション、キャリアプランニング、マネジメント)などがあげられます。
ですが
●すでに環境整備もでき整っている
●必要な教育も提供している
なのに、ロールモデルができない!というケースもあるでしょう
■女性はロールモデルになりたいのか?
そもそも、女性はロールモデルになりたいと思って働いているのか?
自身がキャリアアップし、その成功を積極的にアピールすることに興味があるのか?
大半の人はロールモデルになること自体に興味はありません。
私自身「小林さんは、働く女性のロールモデルですね」と言っていただくことも多いのですが、最初からロールモデルになりたいと思って働いていませんでした。
それどころか、キャリアアップをしよう!ということも考えていませんでした。
何せ、人とのコミュニケーションが苦手で「ダメ・無理・できない」と消極的・否定的・悲観的な、自己肯定感が低い代表のような私でしたから…。
そんな私が今に至った大きな要因は「人との出会い」でした。
「夢」は夜寝る時に見るもの…ぐらいにしか考えていなかった私にとって、夢・目標に向かってチャレンジしている女性から言われた言葉。
「夢・目標は人間だけが持てる特権」
「夢・目標を持たない人間は家畜と同然」
この言葉はとっても大きな衝撃でした。
それと同時に、「夢・目標」を持っている人ってキラキラ輝いていてカッコいいなぁとも思いました。あぁ~私もそんな【生き方】できるといいなぁ~!でも無理かなぁ~とか…グルグルしていたのを覚えています。
ただ、当時勤めていた企業では女性がキャリアアップを目指せるシステムがなかったのもあり、「夢を持とう」と思っても難しいのが現実でした。悩みぬいた末、思い切ってキャリアプランのあるサロン業界に転職したのが最初の一歩でした。
■ロールモデルになることが目的ではない
働くコトは
●ロールモデルになる!
●キャリアアップする!ことが目的ではないはずです。
大切なのは働くを通して、どんな人生を歩みたいのか?
自分自身の可能性に気付けるのか?
自分の可能性を広げるために何かにチャレンジしたい!
努力をかさね成功させていくことで、自信をつける!
その1つのチャレンジの結果ががキャリアアップであり、気がついたらロールモデルになっていた!というコトだと思うんです。
自分の可能性を信じることができ、小さくてもいい!夢・目標にチャレンジする。
そして、自身で夢・目標をかなえる!を繰り返すコトで、現代の不透明・社会不安の多い時代を生き抜くために必要なチカラをつける!
そんなチカラを付けた社員がいる会社は、この不透明な時代を生き抜くことができるはず。
私自身の体験談を踏まえてお伝えする女性活躍推進のためのプログラムとして【夢・目標を実現する9ステップ・サクセススパイラル】の研修は、キャリアアップ・ライフスタイル・子育てにも役立つプログラムです。
御社にロールモデルとなる人を育てていくための1歩として講演会を企画しませんか。