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研修を活かすも殺すも上司次第
一般的に営業現場のリーダーは、メンバーが研修で現場を離れることを良く思っていません。
「このクソ忙しいときに研修かよ!」「俺が許すから欠席しろ!」といった言葉が普通に出ています。
研修を受けてきた部下が、上司から「研修なんて現場では使えない」と言われてしまうと、せっかくの新しいスキルを使うことができません。
これは大きな問題です。
研修の成果を高めるか、研修を無駄にするかは現場リーダー次第なのです。
研修の成功要因
研修を成功させるためには、研修そのものよりも前後の目的理解、目標設定にかかる比重が大きいのです。
研修前 | 研修 | 研修後 |
メンバーに研修の目的と意義、期待することを事前に十分伝えておく | 理論と実践で設計された内容でケーススタディをおこなう | 研修で学んだことを現場で試す機会をつくり実行さえて、リフレクションをする |
40% | 20% | 40% |
つまり、どんなに素晴らしい研修であっても、事前に上司から研修目的を十分に伝えられていなければ成果は最大化しないのです。
ましてや上記にあるように言葉をはいてしまえば、研修に参加するメンバーは意義を失います。また研修実施後にアウトプットのインプットの機会がないと、せっかくの研修が成果につながることはありません。
研修は現場上司の責任は大きいのです。
事前に研修内容をリーダーと共有する
あたり前のことですが、研修企画の担当者は、現場リーダーに対して研修の意義を共有しておき、参加メンバーと事前学習の機会を持つよう促しましょう。
これをわれわれは「上司を同じ船に乗せる」といいます。
研修に参加しない上司も当事者になってもらうのです。
「上司を同じ船に乗せろ」まとめ
部下の成長機会を生かすも殺すも上司次第です。
学んで帰ってきた部下にチーム内でアウトプットの機会を与えましょう。
それが一番の成長機会になるでしょう。