企業研修を要素分解する
目次
講演・研修企画はお馴染みのフレームワークで整理する
このような講師希望者、現役講師にお勧めの記事です。
人材育成はどんな種類があるの?
受講者はどのように分類されてるの?
この記事では、企業の人材育成、人材開発をターゲットとする講師の方々に、企画の思考フレームをご紹介します。もちろん企業によって考え方は異なりますので、ベーシックな分類とご理解下さい。
5W1H
なぜ(Why)
誰に・誰を(Who)
何を(What)
どのように(How)
いつ(When)
どこで(Where)
Who 「誰に」対象者
企業で「誰に」と考える時は、部門と階層から考えます。
例えば「営業部門」全体だったり、「営業部門」の「管理職」といったくくりをします。
部門別
営業部門 |
販売部門 |
製造部門 |
管理部門 |
研究開発部門 |
階層
経営幹部 |
管理職 |
シニア |
女性 |
中堅 |
若手 |
新人 |
内定者 |
What 「何を」人材育成・人材開発テーマ
組織運営 | リーダーシップ、フォロワーシップ、チームビルディング、プロジェクトマネジメント、モチベーションマネジメント |
生産性向上 | タイムマネジメント、ファシリテーション |
危機管理 | コンプライアンス、BCP、クライシスマネジメント、バイトテロ、セキュリティ |
管理課題 | ハラスメント防止、ラインケア、アンガーマネジメント、フィードバック、コーチング、メンタリング |
働き方改革 | ワークライフバランス、イクボス、テレワーク |
女性活躍推進 | キャリアデザイン、意識改革、アンコンシャスバイアス |
社会活動 | SDGs、ESG,、CSR |
衛生管理 | 健康経営、メタボリック防止、メンタルヘルス、感染症予防、熱中症対策、ウエルビーイング、レジリエンス |
雇用課題 | 高齢者活用、外国人活用、障がい者雇用、介護離職 |
人材活用 | ダイバーシティ&インクルージョン、グローバル人材、イノベーション人材、ICT人材、LGBT |
営業販売 | マーケティング、営業、接遇、顧客満足、ホスピタリティ、クレーム対応、カスハラ対策 |
製造部門 | MOT(技術経営)、安全管理、リスクアセスメント、危険予知訓練(KYT)、転倒防止、エイジフレンドリー、5S |
ビジネス基礎 | ビジネスマナー、ビジネスメール、話し方、セルフマネジメント |
マインド | 意識改革、モチベーション |
対人スキル | コミュニケーション、アサーション、プレゼンテーション、ネゴシエーション |
論理思考 | ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ラテラルシンキング |
ICT | 生成AI、DX、ビッグデータ、WEBマーケティング、SNS活用 |
人材育成 | 部下育成、OJT、人事考課、内製化推進 |
このロジックを意識して企業ごとの課題をヒアリングしましょう。
HOW 「どのように」 実施形態
講演 | 研修 |
ワークショップ | ダイアローグ |
アクティブラーニング | アクションラーニング |
オンデマンド | オンライン |
ワールドカフェ | OJT |
eラーニング |
Why 「なぜ」 目的
目標達成 | 危機管理 |
組織強化 | 課題解決 |
職場環境改善 | キックオフ |
生産性向上 | モチベーションアップ |
企業力向上 | 行動変容 |
方針の周知徹底 | レクリエーション |
*when 「いつ」 開催時期 , Where 「どこで」 会場 は」割愛します。
企業内人材開発の各種分類のまとめ
企画は「5W1H」です。
例 「生産性向上」のために
「営業部門の管理職」に
「ファシリテーション」を
「アクションラーニング」で学ぶ