労働組合キーワード解説
組織に関する用語
- 定期大会 組合の最高意思決定機関。
- 労使会議 会社と労働組合が定期的に開催する会議。労働条件や職場環境について協議する場。
- 労使協議 労使会議よりも広義。労働組合と会社が様々な問題について話し合うこと。
- 労使協定 労使会議を通じて合意された事項を文書化したもの。労働条件の基準となる。
- ポジティブアクション 特定の属性を持つ人々が不利な状況にある場合、その状況を改善するための積極的な措置。
組織の構成と関係
- 単組 単一の企業内に組織された労働組合。
- 産別 特定の産業に属する労働組合が連合した組織。
- ナショナル・センター 国全体の労働組合を代表する組織。
- 支部 組合を構成する単位。企業の事業所や地域ごとに設置されることが多い。
- 分会 支部をさらに細かく分けた単位。
- 連合 複数の労働組合が共同で活動するために結成された組織。
- 地域協議会 地域の労働組合が集まり、地域における労働問題について協議する組織。
- メーデー 労働者の国際的な記念日。
組合の役員と会員
- 三役 執行委員長、書記長、会計の3人を指す。組合の代表的な役員。
- 執行委員長 組合の最高責任者。
- 書記長 組合の事務を統括する。
- 執行部 組合の運営を担う役員集団。
- 組合役員 組合の役員全般を指す。
- 職場委員 職場単位で選出され、組合員の声を代表して執行部に伝える役割を担う。
- 代議員 定期大会の代表者。
- 評議員 組合の運営に関する諮問機関のメンバー。
- 専従 組合の仕事に専念する職員。
- 非専従 本業を持ちながら、組合活動に携わる役員や委員。
- 組合員 組合に加入している労働者。
- 非組合員 組合に加入していない労働者。
- 組織率 組合員数が、特定の産業や地域における労働者全体に占める割合。
組合の活動
- 情宣活動 組合の活動や主張を広く世の中に伝えるための活動。
- オルグ 組合への加入を促す活動。
- 共済 組合員が共同で運営する共済事業。
- ユニオンショップ 企業内の全ての労働者が組合に加入することを義務付ける制度。
- オープンショップ 労働者が自由に組合への加入を決められる制度。
- 労使協調 労働組合と経営者が協力して企業の発展を目指すこと。
その他
- 組合費 組合員が支払う会費。
- 労働協約 労使交渉の結果、締結された労働条件に関する協定。
- 団体交渉 労働組合と経営者が労働条件などについて交渉すること。
- 春闘 春季に行われる賃上げ要求を中心とした一連の労働組合の闘争。
- 定昇 年1回、一定の割合で賃金が自動的に上昇すること。
- ベア ベースアップの略。基本給の底上げ。
- 同一労働同一賃金 同一の仕事をする労働者には、同一の賃金を支払うべきという考え方。
- 労災 労働者が業務中に負った怪我や病気。